サンタプレゼントパーク

SANTA CLAUS

世界のサンタと不思議な大冒険です。

   「クリスマス・パーティー」
  

お兄さんと妹は、朝からうれしくてはしゃいでいましたが、今夜のパーティー用の洋服は、汚さないように、よく気をつけていました。
夜になって、お父さんとお母さんは、パーティに招かれたお客様を大きな大きなテーブルの席までご案内したり、シャンパンをすすめたりして大忙しでした。ですから、子供たちがおいしそうに並んだチーズをつまみ食いしたことも、大きなクリスマスツリーにぶつかったことにも、ぜんぜん気がつきませんでした。

 「ねえ、おにいちゃん、今夜あたし眠れないわ。だって、サンタさんが、いつやって  くるのかと思うとドキドキするでしょ?」

 妹が大きな目を開いて言いました。

 「去年も、その前の年もずーっと目を開けて見ていたのに、いつのまにか眠っちゃっ  たんだもの・・・・。」

 「うん、僕も眠っちゃったよ。でも、朝起きたらプレゼントがちゃーんとあったんだよね 。」お兄さんが言いました。

二人は、毎年サンタさんに会いたいと思っていましたが、ずーっと起きていることは、出来ませんでした。今夜は、目を開けていられるのでしょうか・・・。

窓の外は、いつのまにか静かに雪が降っていました。

    クリスマス・イブの夜、
  お父さんとお母さんは、
  たくさんのお客様をお迎えして、
  大忙しです。
 
  
 2013.12.24~25発表
クリスマスイブのパーティーで、
女の子が神父様からもらった10人のお人形は、
本当は、世界のサンタさんでした。
今夜のうちに、
世界中にプレゼントを届けなくてはなりません。
女の子とお兄さんも、
世界のサンタさんを助けるために、
一緒に空へ飛び立ちます!
・・・無事にプレゼントは届くのでしょうか?


この物語は、「旭川サンタプレゼントパーク」によるオリジナルストーリーです。
当物語の構成・文章・写真・画像・イラスト等の無断転載及び使用を禁じます。
(1998.3.31作  作者 寿 実氏)

  「クリスマスパーティー」
  「サンタクロースのお人形」
  「マロース、ロチアとべファーナさんは、どんなサンタなの?」
  「マダム・ノエル、ファザークリスマスの次のお人形は・・・・・!」
  「もらった10人のお人形さん」
  「時計が12時になりました・・・」
  「私達は、世界のサンタです。メリークリスマス!」
  「クリスマス・イヴの夜」
  「世界のサンタからのプレゼント」
  「世界中に届くプレゼントの秘密」
  「サンタを信じる子供たち」
  「クリスマスの朝」